** 小春の物語 **【完】











『えっ、なに言ってんの?』


「いや、そのピアス…
綺麗だなと思って……。」


私が目にしているピアスは、どう見ても本物のダイヤモンドが付いていて…

ハートの形をした可愛らしくてとても綺麗なものだった。



それに見惚れていると…ポツリと香苗さんが話してくれた。



『あー、これ?

これは、元彼からもらった物なの。』


「元彼さんからの
贈り物のような物ですか?」


『ま、そんな感じ。』


「私も…私も…この蝶のピン留め……、
亡くなった母からの形見で、ある意味最後の贈り物なんです。」


『ふーん……。』