** 小春の物語 **【完】










「…っ……。

はぁ……。
こんなの一生友達ができないよっ。」


“今から、保健室に行って謝ろう”と
思った時。

神崎さんが、笑いながら私の前に来た。


「どうして笑うんですか?
一生、友達できないかもなのに…。」


『…ハッハッハッ!

もう、さっきのモヤモヤが
吹っ飛んでいったわ。

お前、やっぱ、最高だなっ。』


「はいっ!?

最高じゃあないですよ!

私の…友達が…友達が……。」


『そんな事言われてもな……『はろーっ!小春ちゃんっ!』


「あっ…碧君っ!」


『よくあの子達を追っ払えたねっ!

あの子達は、なんか中心メンバーみたいな子だから…

拓海とか俺に関わった子
みんなを、瞬殺していたんだよ。

それを、あの技で懲らしめるって…
小春ちゃんらしいね!』



もう!2人とも!

私の友達より、自分達のファンを追っ払う方が大切ですか!