** 小春の物語 **【完】









『…っ…。いったぁっーーー!

なんなのよ、この女っ!!!』



私は、昔…ちょっとだけ習っていたテコンドーの能力が今、出てしまった。



床に横たわる女の子を見て、

もの凄く焦った。



「…っ、あっ!!!

ごめんなさい!本当にごめんなさい!

こんなの、
するつもりはなかったのですっ!」


『ま…まぁっ!

香苗になんて事をするのよ!』


『本間それーっ!

ね、香苗…保健室に行きましょっ?』


そう言って、女の子達は、教室を出て行ってしまった。