** 小春の物語 **【完】









体育館では、長い長い……

理事長様の話が終わり……、

やっとこさ話の終盤に入った時だった。



『では……、

最後に、神崎会長の挨拶です。』



はいぃぃぃぃぃっ!!!!!?

“神崎”……会長っ!!!!!?

私、目玉飛び出てないよね!!!!!?



すると、凄く凄く前の…ってか、
1番前の席に座っていた“あの”神崎さんが立って、皆に向かって一礼をした。




神崎さん、あんな所にいたんだ!
私は、今初めて気づいた。

と、その時………。




『きゃっーーー!

拓海様っ!!!』


『素敵ですわっーーー!』


『拓海様ーーーーっ!

こっちに向いて下さらないかしら!』



個々で、声をあげる女の子達。


うわぁ…
神崎さんの破壊力は凄いですね……。



流石に、女子達は小声で言っていても、
“ちりが積もれば山になる”って言う
ことわざがある訳で……、



司会者は、“静粛に!静粛に!!”と、

声を荒げて言っている。



神崎さん、大変モテていますね……。