『………はい、神崎 医療グループの神崎ですが…。』
低くて落ち着いた声が耳に響く。
「あ、あの…私、天野 小春 と
言う者ですが……。」
『あぁ…お前か。中に入れっ。』
「へっ…!はっ、はい!」
いきなり、お前とか入れとか……、
ここの家の人…
ちょっと、怖いな…。
そう思いつつも門をくぐって
歩いて行くと……、
あれ…?
道が3つに分かれている。
こんな道にだって
綺麗なお花に囲まれていて、
おまけに真ん中には大きな噴水まで
あるんだけど……、
___私。
こんなところ、来た事がないよー!!!
こういう時って、、、
とりあえず…、真ん中を進めばいいのかなぁ……?
んー…でも、入り口が見えないから、
直感で、右に曲がろうかな……、
いや、やっぱ、左がいいかなぁ……。
結局…
うーうー唸って考えた挙げ句の果てに…
右に曲がる事にした。
でも……
そう決めて、右を歩いて行くものの…