** 小春の物語 **【完】









そこにいたのは…


薄い金色の髪の毛をして、
なんていうか例えるなら…

白馬の王子様的な人が、私に手を差し伸べていたのだった。



「い、いえっ!

そんな、
これくらい対した事ありません!

ありがとうございますっ!」



私は、そそくさと立って、一礼した。



『……新入生だよね?

名前はなんて言うの?』


「えーと…天野 小春です!」


『小春ちゃんか…。

よろしくね!
俺は…一条 碧(いちじょう あお)

“碧”って、呼んでね。

ついでに…拓海の友達だから、
恐怖心持たなくていいよ!』



___うわぁ。

世の中…
こんなに完璧な男子いたんだなぁ……

私は、ビックリしながらも、碧君と握手を交わした。