門へと足を踏み入れると、
綺麗で素晴らしい空間が広がっていた。

まるで、導くかのように学校に続く道。


「うわぁ……、綺麗っ!」


大きな噴水から溢れる
水の音が耳に入る。

どこも、うるさいところなんて…

1つもない。


「あの…神崎さん!

何が、うるさいのですか?」


『…しっ……。

見つかったらどうするんだ。』



神崎さんが、今まさに
そう言った時の事だった。