** 小春の物語 **【完】










◻ ◻ ◻翌朝◻ ◻ ◻



『いいから…早く乗れっ。』


「いーやーでーすー!

こんな、豪華な車には乗れませんっ!

私、自転車で行きます。」


『…残念だが車でも1時間はかかる。』


「……えっ!?い…1時間!?」


『おぉ、そうだ。

だから、乗れっ。』


「……わかりました………。」




運転手さんに、扉を開けられて……、

私は、リベンジやら、リムジンやら
よく分からないけど黒でツヤッツヤの
車に、渋々乗る事になった。



はぁ……、朝は、神崎さんの制服姿を見る事が出来て、幸せだったのにな……。