「へっ…?

こ…これが、お家なのーーーっ!?」



あまりの衝撃で声を
張り上げてしまった。



だって…目の前にあるのは、どう見てもお城のようなビルだよ?



まさか…ここが家な訳……



“神崎 医療グループ 神崎 正人”



近くにある大理石の彫刻を見て
びっくりした。


「……まさかのここが、お家なんだ…

んー…、私みたいなみすぼらしい者が侵入していいのやら……。」



そう思いながらも…
門の端にあるインターホンを押す。