昼休み。
いつものように屋上に顔を出すと、フェンスに寄りかかって暇そうにしている先輩が見えた。
「お弁当、持ってきましたよ!」
フェンスにいた先輩は、振り返ってこっちに歩いてくる。
私はいつもの場所でお弁当をひろげると、早速話題をきりだした。
「あの、先輩…。」
「ん?」
相変わらず美味しそうにお弁当を食べてくれている先輩をみて、少し微笑みながら言う。
「夏休みの予定とか、あるんですか?」
そう言うと、少し怪訝そうな顔になる。
「なんで?」
「あ、いや…。もし暇な時があれば、連絡もらえたりしないかな、なんて…。」
思いきって、緊張しながらもいってみた。
すると先輩は、食べ切っていないお弁当を床においてため息をついた。
「ねえ、お前さ。」
「はい?」
「勘違いしないでくんない?」
突きつけられた言葉が……
あまりにも冷たくて……
心臓がバクバクして止まらなかった。
