王様のいる学校




お弁当を持って急いで先輩のところへ行くと、何やら異様な雰囲気で…


二人して見つめあって、変なの。



「あの、先輩。お弁当持ってきました…」


「ああ、さんきゅ。」



私が来たのに気づいた先輩は、ゆっくりとこっちに歩いてきた。


「なんか話してたんですか?」


そう言うと、先輩は「別に?」とはぐらかした。



藤くんも顔が少し怖い。


何かあったんだろうけど、あえてここは聞かない方がいいかもしれない。


余計に怒らせても怖いし…



「んじゃ、行くか。」


そう言って、先輩はいきなり私の肩に腕を回した。


突然のことに驚いて、私は固まったまま動けない。


そして、顔が沸騰しそうだ。



「じゃあな、爽やかくん。」


なぜか馬鹿にしているような、そんな言い方。


不思議に思って藤くんを見ると、悔しそうに下を向いていた。


すごく気になっていたけど、先輩に逆らえない私は連れられるがまま。


その場を去った。