片岡柚。

鷹の台高等学校に通う二年生。


この学校には暗黙のルールがある。


この学校を支配している男

矢野斗真


彼は学校の、いわゆる王様

趣味は、学園ゲーム。


あらゆる生徒をターゲットに、気が済むまで下僕として扱うこと。


ターゲットにされた生徒が、ゲームから離脱することは許されない。


この学校の頂点にたつ、彼の命令は絶対。



暗黙のルール。


矢野斗真という男自身が、この学校のルールなのだ。