私はそれを聞いて、先輩たちが二人で一緒にいたときのことを思い出して言った。
「見ちゃったからです。夏休み中に先輩たちが一緒にいるところ。」
そう言うと先輩はビックリして顔をした後、うーんと考え始める。
私は先輩の言葉を待ちながら、静かに歩いていた。
すると突然、あっ!と大きな声を出してこっちを向いた。
「8月6日!」
「え?」
「それ見たの、8月6日じゃない?」
急いでカバンから手帳を出して、優希と遊んだ日のことを確認する。
8月の……、6日!
「そうです!」
「あー、やっぱり。」
「でも、なんでわかったんですか?」
「ん?その日はねー……」
少しためらいながら、悲しそうな表情で言った。
「知り合いの、命日なの。」
命日…?
誰かが亡くなった日ってこと?
いきなり二人は沈黙になった。
私もなんて返したらいいかわからずに言葉を探していたけれど、なかなか見つからない。
