「いないよ。」



太「じゃあね、好きなタイプは?」



私の好きなタイプは前だったら彼みたいな人って答えてたと思う。
もう、そういう風には答えれないんだよね。



「素直で強い人。」



だから私はそう答えた。



太「素直で強い人かぁ。
  僕も入るかなぁ?w」



太一は冗談交じりに言った。



太「もう1つ聞いてイイ?」



「別にいいけど。」



太「僕らを見てどう思った?」



他の黒蘭の奴らも私も目を開いた。
そんな質問されると思っていなかったから。
太一は真剣だった。



他の子だったらこう答えるんだろうな。



「カッコいい!全国No.1の黒蘭!仲良くなりたい!!」



太一に他の奴らも目を開いて、怒りをあらわにした。



宏「お前!俺たちのことそんな風に思ってたのか!!」



景「見損ないました。」



新と太一は私を睨んでいる。



仁「お前、こ 「普通の子はそう答えるんだろうね。でも私は違う。
  最初は最悪って思った。関わりたくない人たちが周りの席で何なのって思った。」


「でも、今は根性のあるやつだと思うよ。
 桜凜の総長と副総長の妹って分かっても怯まずに私に付きまとってくるし、
 私は少しだけ見直したね。」