「キルドは、あの世界は、本当にあった!
そして私は戦士だった!」
「……なに、バカな事…」
「もう、誤魔化さないで!」
貴方は何を考えているの…?
どうして、もっと早く
私に言ってくれなかったの?
きっと昔から優しい彼だから、
なにか考えがあったのだろう。
でも、私を頼ってよ……
「私はミラナ・リクフォード。
キルドと戦う戦士」
「おい、頭でも打ったのか?
妄想はそれで終え……」
「っ何故、はぐらかすんですか、
レオン隊長!!」
「……っ!」
咄嗟に隊長のシャツを握りしめた。
段々、涙が溢れそうになる。