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「ミラナ…結婚しよう」




そう言って差し出された、

銀色に光る指輪。



私は食事の手をゆっくり止める。





「え…い、今……」

「結婚しよう。…そう言ったんだ」




ぶっきらぼうな表情は

少し赤みを帯びていてまた更に驚いた。




隊長が……表情が少ない隊長が……

て、照れてる……!




そんな隊長のレアな表情に見惚れつつ

言葉の意味が指輪の現れもあり

現実味が増すがやはり夢のように思える。



そんなこんなで私が

目を大きく開いて固まっていると

隊長が明後日の方向へガンを飛ばしながら






「……いやか?」





…と、少し小さな声で言った。