仕事を終えて夜8時頃。
仕事をいつも以上にさっさと終わらせて
車で二時間かけて自宅に到着した。
シャワーを浴びて、
ジャージとタンクトップ姿で
ミネラルウォーターを飲んでいると
部屋にインターホンが鳴り響いた。
水を冷蔵庫にしまい、
ドアをガチャリと開ける。
すると、
「こんばんは、悟さん」
といって優香がふにゃりと笑った。
「…いいのか、こんな遅くに。
家に行くと言ったのに」
「いいのいいの、
近くで買い物してたから」
太腿までしか隠れないふわりとした
短いピンク色のワンピースを揺らしながら
優香は部屋の奥に入って行く。
「悟さん、お風呂入ってたの?」
髪、ちゃんと拭かなきゃだよと言って
優香は鞄をソファーの隣に置いた。
こいつは原田優香。
俺より二つ下の……まぁ、現在の彼女で
可愛らしい雰囲気で背が低く小さい
ミラナとは真逆のタイプだ。