バンビ


ずっと、好きだったのに

ずっと、好きだったけど



いくら、みつあみをほどいても

本当の私はみえない



どこにいるの、と貴女は泣いた

私は 、 雪のなかにいたの

とても暗くてね、とても寒くてね



手がかじかんで

あなたのみつあみも もう結べないくらいに。



また花園にもどろう


あたたかい温室は、誰にも邪魔されない

じゅうぶんに手がぬくもったら、

またあなたのみつあみを結んであげる


おそろいのリボン

おそろいのかみかざり

百合の花の、コサージュもつけて