「こはる、みーっけ」 わたしはいつも一番分かりやすいところによく隠れる。 俊にいに一番にみつけてもらうために。 「こはるは隠れるのがヘタだなぁ」 「俊にいが見つけるのがうまいんだよ。わたしのせいじゃない」 ふてくされると、いつも俊にいに頭をなでられた。