まったく ちょっとでも嬉しかった自分がバカみたい! 「じゃーね!」 怒りながらその場を後にした。 「やっぱ言えねぇよな、俊兄が帰ってくるなんてさ」 ミヤマのそんな独り言は もちろんわたしの耳には届かない。