大和さんにこれから学校を出る事を伝える。 二人で靴を履き替えて昇降口を出て校門から出ようとした時、ふいに後ろから声をかけられた。 「篠田さん!」 暗くても、その背の大きさで誰かわかった。 「あ、原田くん」 そうだ、あれからなんだかんだ言って原田くんに謝ってなかったんだ! 「あの原田くん、今日の事なんだけど」 「お、俺、ずっと前から好き、だったんだ。篠田さんのこと」