大和さん..


それは本当ですか?



「黙ってここにいろ、起きたら昼飯に行くからな」



「は、ハイ!」




わたしの返事がはっきり聞こえたのか分からないけれど、でも掴まれた
手がぎゅっと私の手を握ってくれる。



伝わる、大和さんの体温。



さっきまでは落ち込んでいたのに


すぐに立ち直ってしまうわたしは本当に単純だと思う。


でも、いいよね


あなただから。