「そうじゃなくて!もし、わたしが勝ったら、わたしのお願いを聞いて欲しいんです」 「俺が勝ったら?」 「その時は、わたしが大和さんのお願いを聞きます!」 「へぇ」 大和さんがニヤッと笑った。 それはOKのサイン。 絶対に負けないんだから! そう思って勝負に挑んだのに。 やっぱりというか、何と言うか... 「俺の勝ちだな」