「あ、ハイ」 わたしの気持ちなんてお構いなしの大和さん。 こんなトランプで遊んだって楽しくない せっかくのご褒美デートなのに。 でも待ってよ? 「あのう、大和さん」 「何」 わたしのカードのどれをとるか迷っている大和さん。 そんな事すら可愛いと思ってしまう自分に渇を入れる。 がんばれ、わたし! 「あの、ゲームしませんか?」 「は?今してるだろうが」