「しかもテスト返却される度にメールよこしやがって」 「ごめんなさい」 嬉しくてつい、メールをしてしまったけどやっぱりわたしは 大和さんにとってはまだまだお子様で、 自分の事しか考えられないのだ。 「でもまぁ」 大和さんが急に笑顔になって、わたしの頭を優しく撫でてくれた。 初めて、大和さんの笑顔を見たと思う。 「頑張ったな」 頑張ったな、その言葉が嬉しくて わたしがしたことは、無駄じゃなかったんだって思うと自然と 涙がこぼれた。 「やまど、ざん..」 「また泣く」