1から100までカンペきな人なんてどこにもいないんだよ。 誰にだって悲しい過去や辛い事はある。 でもわたしはそんな大和さんと一緒になりたいんだもん。 「た、たとえ、大和さんが、香那さんとやり直し、たとしても」 「は?俺が?いつ?」 「だって香那さんが!」 「俺はやり直すなんて一言も言ってねぇぞ」 「でも香那さんが」 暫く二人で見つめ合って分かった。 騙された、完璧に。