突然の事で頭が真っ白になる。 だって、だってだってだってっ! 電話の相手はあの、大和さんなんだよ!? 「よう、勉強してるか」 「は、い」 声を聞くだけで涙がでるわたしはきっと重症です、大和さん。 「なんだよ、泣いてんのか?」 「な、ないでまぜん!」 「嘘付け」 くすっと笑う声にも、わたしは倒れそうです。 「どうした?」 あまりにも話さないわたしを心配したのか、大和さんの声が優しくなる。 こういうさりげない優しさが、大好き