そう言いながら何処か遠くを見つめる俊にいに、誰も口を開けない。 俊にいも、そうなの? 誰も、愛せないの? 「まぁさ、もしそれでダメな時は俺がいるし!心配するな」 じゃーなそう言いながら立ち上がる。 「え、もう行くの?」 「あぁ。お前らと違って忙しいんだよ、こっちはな」 「そうかよ」 「悩めよ、いっぱい。失敗したって人生なんとかなるんだからな」