人はいつまでも立ち止まっていられない。 振り返っても、現実から逃げたとしても いつかは前に進まないといけない。 「彼氏さんにも、悪い事、したね」 「ううん、平気だよ。大和さんはそんな事で怒る人じゃないよ」 いつも冷静で、余裕で。 わたしのはるか先を進んでいた人だ。 「そうかな?俺にはただのヤキモチやきで、嫉妬深い人にしか見えなかったけど?」 「そう、なのかな?」