「来るんじゃ、なかったかな」 さっきまでの勢いは何処へやら。 時間が経つにつれて不安になる。 早くこの気持ちから解消されたいのに、でも聞くのが怖くなっていって。 もう帰ろう そう思った時、大和さんの声がした。 「こはる?」 暗い中でも分かるくらい、酷く驚いた声。 もう、後には引けない。