手をぎゅっと繋いでくれた大和さん。 それに甘えてわたしも握る手に力を込める。 大和さん、わたし達の恋って違うよね。 簡単に壊れないよね。 聞きたいけれど、怖くて 何も言葉が出て来ない。 車に乗ってる間、わたしは何も言えなかった。 本当は伝えなきゃいけない事、あったのに。 俊にいの事も、言いたかったのに。 「着いたぞ」