初めて聞く、大和さんの気持ち。 それがまるで信じられなくて 嬉しくて。 涙が自然と零れる。 「何泣いてんだよ」 「だ、って」 嬉しくて。 たまらなく嬉しくて。 わたし、このまま死んじゃうんじゃないか、ってくらいで。 「こはる」 優しく名前を呼ばれて顔を上げると、唇が重なった。