「あ、あのね原田くん、実はこの人は」 そこまで言って腕を引っ張られた。 「や、大和さん!?」 「アニキなんかじゃねぇし」 「は?」 目をまん丸くしたのは原田くんだけじゃない。 「お前見たろ?普通に考えろ。 兄妹でキスなんかするかよ」 「そ、それじゃあ」 「行くぞ、こはる」 「あ、はい!」