あの時と同じ笑顔で。


「なに、今更モテ期到来?」


「モテ期、って。わたしそこまでモテないし」


「何を言ってんの!2人の男から告られて」


「…頭痛い」




確かにあの時は大好きだった。毎日会いたいとも思った。


好きになった男の子はいつも俊にいに似ていたくらい。


でも



「その俊にいって、幾つ?」



「わたしが小1の時19だったから」


「29かぁ。結婚してもいい年よねぇ」