♪~♪~♪

昼休み、紗姫の携帯が鳴った。
サブディスプレイには≪玲汰≫と表示されていた。


ピッ――



「もしもし…?」

(紗姫…、屋上来て…)


プー、プー、プー


玲汰が出たかと思うと、一方的に切られた。

紗姫は、不安になったので行くことにした。






トントントン――


屋上に行くのは初めてだった。
怖い先輩が溜まってそうだから…





ギイイィ


ドアを開けると、気持ち悪い音がした。



「玲汰あ?_」


返事はなかった―――。



「ねぇ、玲汰ってばぁ!!」