「否定しないって事はいいんだね?」





龍斗は耳元で意地悪な声でそう言った。




紗姫はようやく決意を固め、こっくりと頷いた。






「怖い?」




「うん。」





「大丈夫。俺を信じて?」





龍斗はいつも以上に優しかった。





「うん…」








あたしたちは寝室へ向かった。