「凛香」


『ん?』


「そろそろ下行くぞ」


『えっ…』


「なんだよ?嫌なのか?」


いや……違うんですよ……


『緊張する……』


あたしがそう言うと


「そんなに気にする必要ないぞ?」


『そうだとしても、緊張はするものなの!!』


あたしがそえ訴えると


「わかったわかった。俺がちゃんと横に居てやるから。な?」


颯真が横に居てくれるなら……


『わかった』


「よし。じゃあ行くぞ?」


『うん』


そしてあたし達は一緒に下に下りた