『それでけじめの為に髪の毛を金色にしたってわけ』


「なるほどねぇ…」


すると


ぎゅうぅぅうぅっ


いきなり誰かが後ろから抱き締めてきた


でもあたしは知ってる


この暖かさを


『何をしているのかな?颯真君は?』


「んー?抱きついてる」


『離れてくれないかな?』


あたしがそう言うと


颯真はあたしの耳元で


「嫌」


そう囁いた


『////!!』


顔を真っ赤にしたあたしを見て颯真は満足そうに笑った


『颯真はいつからそんなにSになったの?』


「俺はいつもこうだけど?まぁ、凛香ちゃんは特別だけどね♪」


『///』


あたし達のそんなやり取りを


とても冷たい目で見ていた人がいたなんて


あたし達は気付いていなかった