幼なじみは弱虫boy!?

ほらね……


フラれちゃった……って


『えぇっ!!?』


「は?」


『い、い、い、い、今……!!!』


颯真……あたしの事…好きって……


「さっき言ったのは嘘じゃねぇよ?」


『嘘……』


「嘘じゃねぇって」


『だってあたしに全然興味無さそうだったじゃん!!』


「は?俺はもう10年前から好きなんだけど?」


『へ?』


10年前……?


って



『幼稚園から?』


「あぁ」


『ずっと?』


「あぁ」


『……』


「何で黙るんだよ」


だって……


嬉しすぎるんだもん…


すると颯真は


「凛香……」


『ん?』


「俺の彼女になってくれますか?」


あたしがずっと欲しかった言葉


やっとくれたね


「返事は?」


もちろん


『はい……』


あたしがそう言うと颯真はあたしを抱き締めた


暖かい……


久しぶりに颯真の温もりを感じた


夢みたい……


でも現実なんだよね……


「やっと手にはいった……」


『10年だもんね』


「……長ぇよ」


『ははっ』