男子校の秘密【BL】

それでも諦めずに逃れようとする俺に、琉賀は

「用が済んだら放してやる。だから暴れるな」

と、少々苛立ちを含んだ声で囁いた。

こっちが切れたいわっ!

と幹仁は内心思ったが、「琉賀の言う用事が済めば解放されるのだし」と思い直し、渋々暴れるのを止めた。