男子校の秘密【BL】

「お前さっさと自分のクラスに行けよ!」

「まあ待て」

フーフーッと、毛があったら全身の毛を逆立てていそうな状態の俺を、琉賀は軽く宥める。

「というか放せっ」

密着させられている琉賀のしなやかな体から離れようと、幹仁は身を捩った。

だが圧倒的な力の差からか、しっかりと腰に回された腕はびくともしない。