男子校の秘密【BL】

「んあ!?何言ってんだおま……んっ」

油断していたためか、幹仁は再び口を塞がれる。

「…んっ…めろ…は…な…んぐっ」

酸欠寸前になるほどの激しいキスの末、ようやく唇を解放された。

「っはあ、ハア…。にすんだこのやろうっ!!」

一度ならず二度までも唇を奪われた幹仁は、怒りのあまり顔を真っ赤にして怒鳴った。

そして一発(初めて人を)殴った。

「った…」

パコーン

俺に殴られた頬を奴が押さえていると、今度は逆の頬にボールが当たる。

「って…」