男子校の秘密【BL】

納得〜。……と思いきや、突然そいつはくるりと向き直って言った。

「それよりも姫!俺の姫様!大丈夫か?」

……はい!?なぜお前は俺を見ながら言う!?

「どこも怪我してないか?俺の愛しい姫君!なんで変な顔すんだよ!」

「……って、俺かよ!!」

「そうだよ〜あなた以外にいないよ〜。ああ、今日も美しい俺の姫様」

「うわっ」

訳がわからずボーッとしていたことが失敗だった。

その超美形な男に、そのまま抱き寄せられてしまったから。