本当にもう息切れする…ってところで先輩はようやく唇を離してくれた。



「はぁはぁっ。」



私は呼吸を整える。


キスってこんなものなの!?





「大丈夫?」




急に話しかけられてビクッとなる。

先輩は全然平気そう。なんで息切れしないの⁉




「だ、大丈夫です。」



「じゃあ学校行くか。また乗れよ。」



そう言って、先輩は私を背中におぶってくれる。