先輩、私のこと好きですか…?



私達4人は中学が一緒でみんな仲良し、大体教室ではいつも一緒にいるんだ。




このみんなに慰めてもらうのも、私の日課なのです。




「よしよし、今日も可哀想なリナを慰めてあげよう。カラオケにでも行く?」




私をハグしながら絢ちゃんがそう言ってきた。




「ありがとう。でも、絢ちゃん今週は篠崎くんとデートしてないでしょ?今日してきなよ」




「おっ!さすが鈴木、気が利くー!今週デートできなくて寂しかったんだよな。絢、今日デートしようぜ」




篠崎くんは満面の笑みを浮かべる。





「えー、こんな可哀想な親友ほったらかしてデートなんて出来ない!」




そう言って絢ちゃんは篠崎くんに怒り出す。



私のせいでごめんね、篠崎くん!




「いいよ、いいよ。デート出来ない辛さは私が1番よくわかってるし。ほら、新もいるから大丈夫だよ。」




隣の席に座ってる新の肩をポンっと叩いた。



「おー。俺が可哀想なリナを慰めといてやるよ。だから2人は今日デートしてこい!」




そう言って新はニカッと笑う。