「そういえば、新はさ、キスシーンどう思う?」 「リナ次第だな。俺はどっちでも。どうせフリだし。」 「そうなの⁉」 意外…! 新ってこういうのダメだと思ってた。中学の時たしか断ってた気がするんだけどな… たぶん気のせいだね! 「私も、相手が新ならしてもいいかな?」 「そっか。明日伝えとくよ。」 「ありがとう。」 それからは世間話が弾み、 いつの間にかもう私の家に着いていた。 「新、また明日」 「おう!またな。」 手を振る新に、私も振り返して家の中に入っていった。