「ダメダメ!それに鈴木さんは彼氏いるんだから!」
猛反対してるのは真紀ちゃんだった。そういえば、真紀ちゃんは新のことが好きだったんだ。
「そうそう!例えフリでもダメ!」
他の子達も真紀ちゃんの言葉につづけて反対する。
「でも、なかったら優勝できないかもよ?そんなの白雪姫じゃないもん。」
賛成派の子達も口を開く。
それからも口論は続く。そして、
「「でさ、鈴木さんはどっちなの?」」
みんなの視線が一気に私に集まる。
「えっ?」
いつかくると思ってたけど、ついに私に回ってきたこの話。
ど、どうすれば…
私が困っていると、新がスッと私の前に来てみんなからかばってくれる。
「リナ、困ってんじゃん。1日考えさせたげて。」


