先輩、私のこと好きですか…?




うぅ。




涙が出てきた。





もう校門まで走ってきたけど、悲しみは一向に消えない。





こんな泣き顔で言ったら余計な心配かけるし、今日は家に帰ろう。




絢ちゃんに電話をかけなきゃ。




プルルループルル…




『もしもし、リナー?』




「絢ちゃん。私、今日行けない。ごめんね…。」




『えっ、それよりリナ泣いてる…?今どこにいるの⁉』




プツ。



電話を切った。