〜柳side〜
あっぶねぇ〜。
さっきリナちゃんについ言いそうになっちゃったよ。
隼人が冷たい理由。
でもやっぱ俺から言っちゃマズいよな?
秘密にしてんのも理由あるんだろ、隼人?
それを自分で聞き出すんだ、リナちゃん!
頑張れ!
応援は精一杯するからさ!
「隼人〜お弁当受け取ってきた。」
「おぉ。」
「あのさ、なんでお弁当作ってくるなって言ったの?」
嫌そうな顔で受取りつつも、きっちりと完食してたくせに〜
前に俺が一口だけ貰おうとしたら怒られたし。
「リナのため」
「ふーん。」
なんなんだよ、この不器用な愛情。
リナちゃんは傷ついてるってゆーのに。
俺はやれやれと肩をすくめる。
「なんか文句あんのか?」
「べっつに〜」
2人が幸せになれる日は遠そうだ。
まっ、気長に待つとするか!