先輩に連れてこられたのは、この前、新と来た
私の家の近くのカフェ。
ここ同じ学校で知ってる人いたんだ。
こじんまりしたカフェだから、この地区に住んでる人以外はあまり来ない隠れた名店。
先輩の家ってもしかしてここら辺なのかな?
「今日ここにきたのはさ、リナに話したいことがあって…。」
向かい合ってる神崎先輩はどこか真剣な顔をしている。
話しって何だろう?
こんな改まって話すなんてもしかして
…別れ話とか?
今日、距離を置いたことで、私がいなくても寂しくないからもう別れていいか、みたいな?!
そう思うと血の気がサーッと引いていった。


